地味で地道な今日のねずみ

ハムスター(ここではねずみと呼称)を飼い始めてはや15年。その地味で地道な生活を記録します。

ぐぬぬ

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体重46g。しっこできてないっぽい。
しかも、数日前から、ぐずぐずというような変な呼吸音が混ざるようになった。
肺炎か。だとしたら、10日後の2歳7ヶ月は厳しいかもしれない。この状態では、病院には連れて行けない。過去に、無理に連れて行って、帰ってきたら死んでいたこともあった。

行ったとしても、今、人間の医学界では大問題になってる抗生剤が出されるだけだろうし、抗生剤はもうずっと飲んでいる。
獣医学界でも、抗生剤の問題をもっと取り上げないと、将来的に、耐性菌まつりで患畜の死亡率が激増すると思うのだけど。

まあそれはともかく。

そんな訳で、今月辺りから意識してはいたが、毎回、これが最後の食事かもしれない、これが最後の写真かもしれない、と、思いながら世話をしている。

腹部の脂肪腫は、もう、小さかったころからずっと見てきたから、グロいとか可哀想とかは思わない。
これさえなければ、もっと楽な晩年が過ごせたろうに、とは思ったけど、できた時点で2歳超えてたからなあ。

歩き回るのに邪魔になってるっぽいので、残念ではあるが、回し車は撤去した。間を通り抜けるときに、どうしても脂肪腫が引っかかってしまうのだ。
1日1回は出して、乗せてやった方がいいのかな。
なので、ペットシーツを敷き詰めた上に広々とトイレ砂を広げ、奥にもペットシーツを敷いて、もうどこででもしっこするがいい、という体制を取っている。
これが、まだ元気で、ものをかじり取ることができる元気のある個体では、ペットシーツは絶対ダメ。口の中はまだ大丈夫かもしれないが、消化管の中で高分子吸収以下略が水分を吸って膨らんで、腸閉塞で死ぬ可能性が高い。
腸閉塞は苦しいぞ…。消化管の蠕動運動は不随意筋の働きだから、本人の意思と関係なく、定期的に、消化管内のものを筋肉でぎゅぎゅっと絞って送り出していこうとするので、詰まっているところにものすごい圧がかかって、本気で死ぬんじゃないかと思うような激痛が走る(人間、軽いのを経験済み)。

うちのじじいねずみのように、歯があまりたたなくなって、ペットシーツをかじり取ったりできなくなる最晩年でないと、使用は危険だ。

実は年を取らないんじゃないかと思われていたねずみも、とうとう年齢に追いつかれて、年相応な外観になってきた。普通は2歳過ぎ位でこんな感じになるんだが…。

脂肪腫が見つかったのが1月で、3月にはだいぶ大きくなっていたので、砂浴びが満足にできず、冬毛も抜けきっていないっぽかったので、古い歯ブラシで、背中やお腹やわき腹といった、毛繕いができないエリアを軽くブラッシングして、ふわふわのねずみ毛を得た。たまらん柔らかさである。見た目もだいぶ良くなったし、本人も大人しくされるがままになっているので、気持ち良いのだろう。

あと10日。
来月までもつかどうか。
脂肪腫、やっぱり切ってもらえば良かったかなあ。