地味で地道な今日のねずみ

ハムスター(ここではねずみと呼称)を飼い始めてはや15年。その地味で地道な生活を記録します。

3分割

夏も終わり、大量にいた幼虫はあらかた譲って、2ラインで繁殖グループを組んでいる。

1グループ目の成虫予備軍の、むっちむちに育った幼虫は、全員成虫にして繁殖させるには多いので、ねずみに与える頻度を少し上げることにして、蛹化したてのつやつやで白いさなぎを週2くらいであげようと思う。

幼虫も与えたりしているが、前蛹化してないむっちむちの大きな幼虫は、ねずみにとっては大き過ぎるようだ。
これらは百均の2Lのタッパーに床材を入れて飼っている。

虫かごには成虫を入れ、床材にインコセレクションのパウダーフードを足して孵化した幼虫が食べられるようにして、20匹前後の成虫を飼っている。

交尾してると他の個体が歩いてきて邪魔しちゃったりもしているが、とりあえずオスメスの比率は心配しなくてもよさそうだ。

むちむちの繁殖予備軍が蛹化したら、A5のクリアケースに薄く床材を敷いたところに置いて、羽化まで待つ。
今のところ形成不全はいないが、腹に真菌がついたっぽいのが一匹いる。これは、羽化できずに死ぬかも。

それ以外は順調に羽化まで身体ができていって、ある日羽化してひっくり返ってばたばたしているので、共食いされないレベルまで身体が固まってから虫かごに入れている。

むっちむちで、ねずみですら持て余すようなサイズのでかい幼虫が、前蛹化できゅっと縮んで、ちゃんとさなぎの形になって出てくるのは、何度見ても不思議だ。

前蛹化の間に、頭も肢も翅もちゃんとできて、蛹化で脱皮して出てくる過程で、質量がすごく減っている訳ではなさそうなので、結構隙間のある幼虫の身体が、ぎゅっと詰まって中でさなぎの形が作られているのだろうなあ。

室温が下がって羽化のペースがやや落ちたが、そろそろ蛹化する個体が増えてきて、成虫グループのうち早くに羽化したものはそろそろ寿命を迎え、数日に1匹くらい死に始めた。
産卵のタイミングを考えると、このグループは、最初に産卵されて育つグループを繁殖用に回し、次のグループは結構な数になりそうなので100匹単位で出品して、常にねずみの餌にできる個体が一定数確保できるようにしておく。

出品のときは、また床材をたくさん買わないとなあ。

繁殖組の2グループ目は、1グループ目と同じタッパーに入れて飼っている。
まだ小さくてしきりに脱皮しているが、暑さのせいか想定よりもちょっと生育が速い。
こちらは1グループ目の繁殖が終わってから、多分冬の間に繁殖するので、室温で死んで脱落するものが多そうだ。
こちらも新品の床材にして、栄養状態を良くしている。

こちらのグループは、繁殖させて生まれたもののうち、一番小さい集団を次の繁殖に回して、1グループ目と繁殖のサイクルを離す。

あとは食べさせるか出品するかだが、多分普通サイズになるのは来年の夏頃なので、その頃には老化しているねずみに多めに食べさせるようにしようと思う。