地味で地道な今日のねずみ

ハムスター(ここではねずみと呼称)を飼い始めてはや15年。その地味で地道な生活を記録します。

掃除

体重47g。まあ、今日は頬袋もぎちぎちじゃないし。

さすがに、本人がねぐらにしている場所にはフンがたまっているはずなので、フンによる健康チェックも兼ねてお掃除。
まず、いつもの右奥。掃除しようとするとやってくるので、はいちょっとよいてて、と移動させては戻りを繰り返してから、フンを集めて捨てる。
何故かフンが細い。柔らかくはないのだけど、うちに来たときからこうだ。
病気でなければいいけど。

続いて黄色いポット風の陶器の巣。
掃除して戻して床材を少し入れたら、ショックを受けて右奥のすみかに帰ってしまった。
それでも呼びかけて床材を少し掘ると、だんだんこっちにやってくる。
たんぱく質とらないとね、と、ドライチーズをあげた。

回し車の下に床材を足そうとしてもやっぱり来る。よっこする。戻る。よっこして床材を置く(音がしないように)。その辺を歩き回る。

あとびっくりしたのは、紙ハウスの窓から中に入った!
お前、面白いやつだね。そこは入口じゃないんだが。

体長はまだ伸びてきていないので、寸詰まりで頭の小さいモルカーみたいなフォルムになってる。
まだ、子ハム独特のつやつやした手触りなので、最後に肌触りを堪能してからお休み。
ちょっと暑かったから、窓を開けて、ケースも半分あけて空気が入るようにした。

明日は何をするやら。

体重44g。増加のペースはゆっくりになり、まだ生後1ヶ月半なので、手足や顔つきは子供だが、身体はむっちむちになってる。
どうやらやまとはタマが大きめの個体っぽく、その分の重みもあると思う。いわゆるタマ座りをしているところも見るようになった。

相変わらずペレット大好きで、ぽりぽりと齧っている音がする。
そういえば、今日の夕方に気付いたら、給水器が針金を引っ掛けたのか落ちていて、慌ててかけてやったら、逃げずに水を飲んでいた。済まぬ。

少しずつ慣れてきたが、やっぱり外に出されると、耳を丸くたたんで身体を縮めるので、よくわからなくて怖いようだ。
体重を計り、おやつを貰うと、フェレットバイトやラクトバイトがおいしいらしく、耳を立てている。
リラックスすると耳を倒すのだが、まだ難しいかなあ。
ただ、人間には慣れている個体なので、むしろこっちから積極的にアプローチしていってよいのかなと思う。

もう2ヶ月くらいしたら、身体のアンバランスなのも落ち着いて、若ハムになるだろうから、今のうちにまだあどけない様子を堪能する。

合葬

りんが死んで1ヶ月になった。
もうそんなになるか、と、呆然としてしまう。
りんは小さな植木鉢に埋めて、上から蓋をして重しをしておいたので、もう臭いもしない。
こたろうを埋葬した植木鉢から、毛布にくるんだこたろうの身体を一度出して、土を出し、鉢底石を並べ、こたろう、りんを並べておく。
続いて、プランターに埋葬してあったゆず、あさたろう、とら、すずを置く。
この辺の個体はもう小さな毛皮だけになっていて、みんな並べてちょうどいいくらいだ。

りゅうとくろは前のアパートの玄関横に埋めて、あそこは掘り返されて新しいマンションが建ったので、多分跡形もないだろう。
それを考えたら、やっぱりプランターや植木鉢の方がいいのかな。
動物愛護センターに持っていくと、他の亡くなった動物と一緒に火葬にしてくれるらしいが、ハムスターのような小さい奴は、多分ちょっとの灰だけになってしまうだろう。
なので、手元に置いておくことにする。

自転車置き場につゆくさが生えているので、小さいのを取ってきて植えてみようかとも思うけど、怒られるかなあ。スコップはまだあっただろうか。

発送準備

りんに食べさせるために買ってあったミルワームが余っているので、50匹(+10匹)でヤフオクに出したら、落札されたので発送準備をした。
幼虫を一匹ずつ数え、新しい床材に入れて封をした。
床材は緩衝材にもなるので、ぎちぎちに入れておく。
それから箱に入れて、新聞紙を隙間に詰め、Amazonの梱包材を流用して梱包してガムテープでくるむ。
密閉されても数日は大丈夫だと思うが、ダメだったらすみませんと言うしかないな……。
明日発送して発送連絡して完了。

繁殖組の小さいミルワームがかなりの数いるので、時々はねずみにも与えつつ、ある程度成長したらまた50匹単位で出そうと思う。
普通の売られているミルワームカップは100匹なので、うちのようなねずみの1匹飼いは絶対に余らせてしまう。
なので、多分50匹がちょうど良い数なのだと思う。

爬虫類・両生類の餌は、最近はミルワームシルクワーム(カイコの幼虫やさなぎ)と栄養分を練り合わせた餌が出てきて、生き餌を与えるのに抵抗がある人はそちらを与えているようなので、お試しサイズな50匹入りが便利そうだ。
ハリネズミミルワームを食べるので、哺乳類に特化してみようかと思う。
どのみち、将来的に絶対余る数になるのが今から分かっている。

さなぎが10匹前後、成虫が数えてないけど40匹くらいいて、さなぎが成虫になったら、成虫のカップに入れている。
羽化したてのやつは跡形なく食われてしまうので、ある程度身体がかたまってからだが。

たまに羽根が形成不全の奴が出るが、そういうのは成虫が群がって食べてしまう。
食べられなくても、隔離されたまま死ぬしかないので、せめて食われて糧となれ。

成虫になると1ヶ月くらいで死んでしまう。
そういうのは他の成虫も食べないので、燃えるゴミに出す。

交尾したメスが、入れておいた床材に産卵するので、しばらくするとまた卵がかえる。
かえった小さな幼虫を食べられないよう、たまに床材交換しないとな。

なるべくうちで累代飼育して、常に一定数がいるようにして、余ったらヤフオクに出すという風にすれば、困ることもない。
多分。

生き餌を与えることについては、様々な議論があるが、乾燥ミルワームや缶詰も誰かが殺して作っているものだから、私は命を取る行為を、本人にさせることを選ぶ。

ますます重く

体重43g。嘘だろ。
いや、頬袋がペレットでぎっちぎちなので、多分ほんとは42g。充分でかい。

回し車で相当走っているようで、朝起きたときと夜寝る前に覗くと、回し車が左回りのモーメントでななめってる。

今日も黄色の引きこもり部屋。
噛まれないよう、そばの実を手のひらに載せて、ほら、と差し出すのだが、子ハムにはまだ人間の手は大きい。恐る恐るひとつずつ回収してゆく。

そこからよいしょーとすくい上げて体重を計ったら43gなわけで。
まあ順調ではあるが、大人の身体つきになる前の中途半端な状態なので、ぷっくぷくなのに手足がちっちゃくて、まだまだ子供だ。

やたらベッドメイキングにこだわりのある奴で、おやつをちょっとずつあげて、人間の手のひらに慣らしているのだが、帰りたがったのでケースに戻したら、床材をくわえてきりっとした顔になって、さささっと引きこもり部屋に入っていった。
ああ、蓋するのね……。まめな奴。

今のところの印象は、意地汚くはない、真面目でベッドメイキングにこだわりのある奴。もう少ししたらだいぶ慣れそう。
こたろうのように跳んだりしないでね……。
あいつ、わかっててやってたし、上手だったからなあ。