地味で地道な今日のねずみ

ハムスター(ここではねずみと呼称)を飼い始めてはや15年。その地味で地道な生活を記録します。

ジャンガリアンハムスター交配の禁忌

交配の禁忌

パールやプディング(イエロー)は可愛いためか人気がある。

なので、パールやプディングの子供を産ませたくて、パール同士、プディング同士、パールとプディングで交配させる人がよくいるが、全部禁忌の掛け合わせで、生まれなかったり、生まれる数が少なかったり、すぐ死んだり、育っても短命だと言われている。

パールホワイトについて

  • ノーマルパール
    白にグレーの差し毛が入っている。一般的なパール。
  • プディングパール(イエローライン)
    プディングの因子を受け継いだ場合に生まれる。主に、背中の線などが黄色い。
    プディングは生まれる数が少ない(受精から出生までたどり着ける個体がそもそも少ない。生まれた個体は普通だが、本来遺伝的に弱い)ため、プディングパールは他のパールよりは珍しくて高い。そして太りやすい…。

ジャンガリアンハムスターの毛色

確実に想定通りの色の子供が生まれる組み合わせはひとつしかない。

劣性遺伝であるブルーサファイア同士の繁殖では、子供は絶対に全員ブルーサファイアになる。

理論上は、ノーマル同士の交配でもブルーサファイア(両方、ブルーサファイアの因子持ちの場合)やパール(サファイアパールもありうる)が生まれる可能性は充分にあるので、繁殖は、詳しい人しかやっちゃいけないし、思った通りの毛色の子は、ブルーサファイア同士以外はまず生まれない。

引き継ぎ

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体重29g。よし、増えたぞ。

今あげている、ペットショップオリジナルのペレットは、子どもや妊娠・育児中のねずみ用で、たんぱく質が30%超えと、割ととんでもない組成なので、早いとこ真っ当な割合(18%)のヘルシープレミアムに切り替えたいんだが、全く手をつける気配がない。
まだこの体重ならあげてていいんだけど、うまく切り替えられるかなあ。

「どうやら時々、何か音を発している何者かが、おやつをくれるらしい」と覚えたようだ。
同じく、出入り口としてお気に入りになったっぽいたこつぼから、ちょろちょろと出てきては、半分腰が引けてるけど、人間の手からおやつを持っていくようになった。
ほんとはまだ慣らし開始から一週間経ってないので早いんだけど、慣れてくれたならそれでよい。

回し車に乗っかったところを、綿棒の箱で捕らえて体重測定して、回し車に戻す。
がしがしと、人間が怪我しないレベルで人間の指をかじる。
お前……こたろうから、引き継ぎでも受けたのか……?

手渡し成功

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体重28g。もっと増えろー。
まんまるでもふもふ。触りたいけど、まだまだ早いのだ…。

トイレになる予定の容器でくつろぐ姿。まだトイレには決まってないけど、どこか一定の位置でしている可能性はあり。

新しくハムスターを迎えるときは、前の奴とは、違う毛色がいいな、と実感した。実際、同じになったことはないのだけど、同じだと思い出して悲しくなってしまうし、同一視するのは良くないな。

ノーマル(りゅう、2歳6ヶ月)
→パール(とら、1歳8ヶ月)
→ノーマル(くろ、1歳7ヶ月)
プディング(すず、2歳4ヶ月)
→ノーマル(ゆず、1歳7ヶ月)
→ブルーサファイア(あさたろう、1歳5ヶ月)
→ノーマル(こたろう、2歳7ヶ月)
→パール(りん、生後1ヶ月)
ときて、りんは8代目。

2代目のとらは、暴れん坊で飼い主か家族が嫌がったらしく、
「家族が喘息になってしまったので、どなたか引き取ってください」
という嘘をつかれて、うちが引き取った。

当時既に1歳3ヶ月だった上に、必要以上にフレンドリーな性格だったので、パールをひな、もとい、子ハムから育てるのは初めてだ。
パール特有の特徴とかってあったっけな。太りやすいのはプディングだし…。

とらはオスなのに破壊魔だし(普通、破壊魔はメス)そのへんの餌入れをごんごん壁にぶつけて楽しんでるし、給水器と空気穴を足がかりにケース内でボルダリングするし(これで何度となく落下したのが、多分寿命を縮めた。以来、うちの給水器はねずみ返しつき)、ほんとにとんでもないけど、思わず笑っちゃうような奴だった。

…りんは比較的クールではっきりした性格っぽい。とりあえず、まだ警戒されてるけど、比較的賢いようだ。
給水器を速攻覚えたのはびっくりしたわ…。まあ、ブロッコリーが気に入ったみたいだから、今ある分は継続的に入れてやる。

体重計測用の綿棒のケースの中でおやつをあげようとしたら、むちゃくちゃ嫌がったので、すまぬすまぬとケースに戻し(飼育ケースを自分の「ホーム」と意識したようだ。匂いするし)、かぼちゃの種を差し出したら、ささっと持っていく。
手渡し成功。もっとちょうだい、とねだるので、結局2つ分あげたかな。

なお、こたろうはチーズが大好きだったが、りんはあまり興味なし。
こたろうのために、ドライチーズ3袋買ってあったんだけど、これどうしよう…。

とりあえず、いずれ殻つきのかぼちゃの種を与えることが決定。

まだまだ

体重28g。よしよし。
起きてることの多い夜計ることにして、綿棒の箱片手にケースを覗くと…いない。多分寝てる。
どこで寝てるんだろうなあ…と、ケース右側の、うずたかく積まれた床材を見て、一番奥から順々に少しずつ掘り起こしていったら、真ん中へんのかなり深いところに小さな白いマズル発見。
そっと掘り起こしてケースに入れ、体重を計った。増えてるね。よしよし。

ほんとは、慣らし期間中は、体重測定も控えた方が良いのかもしれないが、環境の変化で体調を崩したり、病気になってても見つけられない可能性が高くなってしまうため、体重だけは計った方がいいと思う。
そういうのは、様子を見られない分、何より体重の変化の観察が頼りなので。
今んとこ問題はなし。

まだまだ警戒はされているが、最初のように逃げ回ることはせず、近付いて、おやつをあげようとする手に近づいて来るところまでにはなったが、やっぱり怖くて逃げてしまう。
退避先が牛乳パックハウスだったので、とりあえず、ケース内での居場所を確立しつつあるようだ。
あと、トイレにしっこしたあとがあったので、わざとそのままにして、匂いを残し、トイレを覚えられるように仕向ける。
牛乳パックハウスではしっこしたあとはなかったので、別荘化するつもりらしい。

餌皿に、こたろうが残していったおやつを数種類、少しずつ入れておいた。チーズも3つ入れたけど、ひとつしか減っていなかったので、そんなにお気に召さなかったかな。
まあ、まだ小さくて、食べられる量も限られているし。
封印を解くのは通常よりちょっと先がいいかも。